お力を貸していただきたく投稿します。

JIMS製の油圧タペットの調整についてご教授下さい。
純正タイプやシフトンの物とは形が異なり、タペットローラーの筒からタペット抜けないようにスナップリングが付いているタイプです。
CCIカタログ品番「20839」です。　2011年カタログです。

純正タイプと同じように、プッシュロッドのアジャストを伸ばして、タペットの底付きしたところから1-1/2回転戻しにてセットしましたが、かなりスプリングを押していて適正でない様に思います。
このタペットにはどの様に調整をしたら良いのでしょうか？

宜しくお願い致します。

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純正ストックE/gならば純正マニュアル通りですがUpデ−トしたパフォ−マンス部品にはレ−ス対応テクニックが求められます。
INが閉じた瞬間にEX, EXが開く瞬間にINの調整でやや緩めにしたままE/gを廻します。オイルが充分回った事を確認後に再度調整できつ目に追い込みます。
何回転戻しは関係無く実質的な指感覚作業が必須になります。

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回答ありがとうございます。
カムはBHカムです。その他はストックのエンジンです。

この度、教えて頂いたようにプッシュロッドの調整をしました。
方法はタペットにダイヤルゲージをあててINの吸気が終えて閉じた瞬間にEXを調整。EXの排気工程が始まる前の瞬間にINを調整しました。
このようにしてプッシュロッドを緩めで調整して、1分ほどアイドリングさせました。
初めは静かでしたが、温まってくるとロッカーカバー付近からカチカチ音がし始めました。暖気によるエンジンの熱膨張と考えています。

次に、前回と同じ手順で今度はきつめで調整しました。プッシュロッドを指で回して軽く引きずる感覚がある位のきつめで調整しました。
エンジン始動しようとキックしたところ、キックが重いタイミングがあり、気にしつつも始動したらヘッド付近がカンカン鳴っていたので直ぐに止めました。

これはいったい何なのでしょうか？
プッシュロッドの張すぎ？と思ったのですが2回目のきつめ調整でも1mm以上ものばしていないし、プラグを抜いた状態でのクランキングはスムーズです。


それからプッシュロッドの調整をしていて思ったのですが、この方法ではハイドロリックタペットの意味がないですよね？ソリッドタペットの調節ではこれで良いと思うのですが、ハイドロの場合にはもう少し調整方法が違うのでしょうか？

宜しくお願い致します。

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文章とは伝わり難いもので受け止め方を一定になる様にすると凄い長文になってしまい一般的には飽きられてしまうのが悩み所です。
ダイヤルゲ−ジは不要でカタチでは無く構造上から理解されて下さい。
EXの始まる前の瞬間　では無く始まる時 です。

目一杯に吸い込み終わった瞬間と云うのは次の圧縮工程に移るので排気バルブは絶対に閉じています。マニュアルの様に上死点と定めるアイマイさと違い唯一無二の排気が閉じているポイントでオ−バ−ラップの広いレ−シングカムをもってしても絶対確実なEX調整になります。
人間の呼吸に例えても同様で大きく吸い込んで息を留めた瞬間は絶対に息を吐いていません。

爆発を終えて排気を始める瞬間は絶対にINバルブは閉じています。そうでないとキャブは火だるまになって大事故に陥ります。唯一無二の信じれるINが閉じているポイントになります。
呼吸法から見ても息を吐き出す時に吸う工程は出来ません。

マニュアルは誰でもミス無く出来る様にアイマイでは有りますが純正部品を使っている限り間違いでは無いレベルの妥協点で調整する訳です。

油圧タペットはオイルが浸入して機能しますが圧力と粘度により運動量は一定では無く許容範囲が有ります。JIM'Sの場合 100%正常なE/gで有れば上記の調整でスタ−ト時は少しカチカチ音が伴い数秒後にタペットは静かになります。そこで微調整で僅かにキツメにすればスタ−ト時から静かになると云う訳です。つまりプラスマイナスの許容範囲をいじると云う事になります。
貴君の場合 最初は静かで後から音が発生すると云うのはタペットでは有りません。ロッカ−ア−ムレシオの狂い、すなわちロッカ−ブッシュの偏摩耗が影響してスタ−ト時はオイルが硬いので何とか正常値に近いレシオが保たれているとの推測が成り立ちます。
第二の推測はピニオン軸のB/g摩耗による振れが考えられます。クランク軸に振れが僅かに有ってもカムは連動して更に大きく振られます。

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丁寧な詳しい説明ありがとうございます。
納得しました。確かにおっしゃる通りです。
文章の表面だけを追いかけるのではなく、構造から考え直しました。
貴重な意見ありがとうございました。

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油圧タペットの調整は、使っている油圧ユニットごとに適切なプリロードというものがあって、きつめとか緩めとかではきちんと調整できませんよ。HYさんと同じユニットを私も使っていますけど、JIMSのマニュアルで、プリロードの指定が事実あります。ゼロラッシュの位置から以下の指定値まで伸ばしてやれば調整完了です。

7 wrench flats if your pushrods have 24 threads per inch.
10 wrench flats if your pushrods have 32 threads per inch.
13 wrench flats if your pushrods have 40 threads per inch.
（プッシュロッドの調整ねじピッチが一インチ当たりX山の場合は、プッシュロッドのナット部分をY面分のばす） ※プッシュロッドの長さ調整用にナット部分がありますよね。1周で6面分ありますよね。この説明で理解してもらいえるかな？）

具体的には、stroker-kidさんがおっしゃる手順でクランクを回して、調整したい油圧ユニットを選びます。（なお、この手順はアメリカンV8エンジンのハイドロリックユニット調整では当たり前田のクラッカーで、アメリカのカーガイでしたら高校生でも知っているほど常識的なことです。より分かりやすく理解したいとのことでしたら、EOICを検索ワードでググッてもらえばと思います。）

上記の要領で調整してやれば、私の場合は何も異音も出ていません。それでも異音が出る場合は、他に原因があると思いますので、潔く信頼できるメカに委ねたほうが良いと思いますけど。

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HYさん、大事なことを言い忘れていました。ゼロラッシュから指定値分プッシュロッドを伸ばしたときには、油圧が抜けるまでは、バルブがチョイ開きの状態になっています。この状態でエンジン回して次のユニットの調整に行くと、バルブががっちんこする危険がありますので、調整したら20分ほど待って、プッシュロッドを手回しして油圧が抜けていることを確認してから次のユニットの調整に移ってくださいね。まぁ別に油圧が抜ける前に次に行っても大抵問題ありませんけど、念のためにと言う事です。 堅実で慎重な方（20分×４＝80分）、私のようなずぼらな人（3分×４＝12分）。

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JISさん

返信ありがとうございます。
マニュアルをわざわざ教えて頂きありがとうございます。
まずは、マニュアル通りに調整してみようと思います。

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HYさん、お礼なんていえいえ。。stroker-kidさんを差し置き、差し出がましいと思いつつも、同じ油圧タッペットを使っている身としては、少しでも助けになればとの思いで返信させていただきました。マニュアル値はあくまでマニュアル値ですので、規定値どおりに調整しても駄目な場合は、自分でどうにかする事にこだわらず、stroker-kidさんのような経験豊かなメカに身を委ねるのも、ハーレーライフを楽しんでいくのには必要なことじゃないかと思います。また、再調整の結果を奉公していただいて、みんなで情報共有していければと思います。

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