はじめまして。よろしくお願いします。
アーリーsの事を知りたく質問させて頂きます。パンや80シャベルより
良い面、悪い面などsk様の見解で良いのでお聞かせ願いたいです。
よろしくお願い致します。

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アーリーシャベルはUSAでも歴代最高の評価です。短期の製造が判っているのにこれ程強化アップデート、設計見直しが計られた新型車はどのメーカーでも有り得ないプライドを賭けた発表でした。
その背景は省きますが特徴的なカムカバー内部のギャトレーンはヘビーデューティに変更されて独特のバックラッシュ音を生み出しPANのスピードマニア達はこぞってパーツ入手に飛び付く影響を与えました。
これがPAN-SHOVELと云うHot Rod誕生の引き金になっていきます。
ハーレーは単独の動きでは無く四輪V8と共に進んでいましたから時代の頂点になったHEMIヘッドの進化形としてシャベルが当然の如く生まれました。
ストック状態ではフルドレスFLHなので鈍重のままですが軽量化カスタムと
パワーチューンを施すと高回転域でも強大なトルクを生み出しスピードマニアを魅了しました。3速からシェラネバダやロッキーを越えられる加速の伸びは追い付けるバイクが無かった時代でした。
生産台数も少ない為現在では社外レプリカで多くのメーカーが存在しますが純正とは別物で外観が似ているといったレベルに留まり心が揺さぶられることは有りません。

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丁寧なご意見をありがたく思います。
1つ疑問なのですが、アーリーsの後レイトシャベルなどももちろん進化は
してきたのでしょうが、でもアーリーsが歴代的に良い評価なのはその後の
ＡＭＦの買収での生産問題以外にも設計的な何かがあるのでしょうか？
よろしくお願い致します。

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設計陣の努力と意地に尽きます。Late PANで自信を深めたOut side oilerを更に効率upさせクランクと分離する2系統オイルを確立させました。
更に後押しのクォリティコントロールが際立ち歴代最高の評価を得ました。
しかしAMFは大量生産によるコストダウンを求めた結果60s迄の部品調達をV8 E/gのお膝元デトロイトからアジアに広げたので品質トラブルが多発したのは周知の通りと思います。
アーリーS迄の少量生産で永く使える道具の様な考え方は崩れてしまったのでしょうが進化とはそう云う事も伴うのでしょう。

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ありがとうございます。とても勉強になります。
では、現代の技術やリプロダクトをもってOHした場合でも
レイトシャベルよりもアーリーsに軍配はつくでしょうか？
個人的な物もあると思いますが、sk様なら如何でしょうか？
よろしくお願いします。

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幸運にもアーリーSのOHは50基を越えてますが満足する結果になっています。
コストダウンが設計変更に及ぼす影響は部品の強度・耐用年数に現れますが60sではタフな作りがユーザーに支持されるとの考えが基本理念でした。
それを打ち破ったのが我らが日本製CB750四気筒の登場で60s末に全てのメーカーにショックを与え英国車は総崩れで終わりました。
しかしこの初代四気筒を現代でも日常的に見かける事は無いでしょう。
かく言う私もこの四発を購入してPANはガレージに置きっ放しの一人です。

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