先日はピストンピンクリップについてありがとうございました。

外したピストン等を検証してみるとピストンリングのギャップが0.6mmほどあったので、ピストンリングを替えようと思い取り寄せました。

そこで質問なのですが、74"のショベルで0.07サイズオーバーのピストンリングを取り寄せたのですが、
過去ログを拝見しているとあまり大きなピストンは使用しない方が良いとの事でスタンダードに戻そうかと思っております。
これをスタンダードサイズのピストンに使用する事は可能でしょうか？
以前に１サイズぐらい大きな物なら使用できるとの回答を拝見したのですが、これほど大きな物でも可能でしょうか？
それとも微妙にアールが違ったりするのでしょうか？
もし不可能でしたら、どれぐらいのオーバーサイズまでなら使用可能なのか後学の為に教えて頂けないでしょうか。

よろしくお願いします。

返信する

サイズ表記が判りづらいですが .070リングは無理ですね。東南アジアのボ−ト・自動車修理では一般的に行なわれていますが。(苦笑)
ピストンに対し.005オ−バ−サイズのリング使用は有効ですがあくまでも弱ったリング張力に対する手法で素人がやるべき事では無いですね。

返信する

早速お答え頂きありがとうございました。

.050までなんですね。
素人の場合はさらに小さいオーバーサイズまでと。

良く覚えておきます。ありがとうございました。

返信する

他のお客からメ−ル頂きまして・・・
良くお読みになって下さいね。私は .005 と書いたので .050の意味では無いです。
つまり .020ピストンに対して .025リングは可能と云う意味ですがボルトオンでは無くリングギャッブを正確に取らないとなりません。

返信する

.005でしたか。
一般的なカタログには.005刻みでは載っていないので失礼ながらタイプミスかと思っていました。
ということはピストンも.005オーバーというのが存在するのでしょうか。
それともリングのみ特別な理由で.005オーバーというのがあるのでしょうか？

返信する

横から失礼します。恐らく専門分野のレベル差だと思いますよ。
skさんの様なエンジンを専門に手掛けている所は通販カタログからビストンを選んでいるんじゃ無いでしょう。私ごとき素人メカ好きはCCIやらクロ−ムなんちゃらとかでしか買えませんが。最も大方のショップも私と同じですけどね。(ww)

返信する

ロ−ドサ−ビスさんの説明が当たっていますね。通販のタイワンピストンが市場の全てでは無くてUSAピストンメ−カ−は .005サイズupで出してくれます。(CP,JE,KB等 )
E/g専門のサ−ビスファクトリ−では圧縮の弱り始めたピストンのケアとして .005オ−バ−のピストンリングを使用するのはアメリカン・チュ−ンの常道です。しかしリングクリアランスをしっかり取らないとリスクも伴いますから万人が使うテクニックでは無いでしょう。
最近強く感じていますが V-TWIN, CCI と云ったカタログ通販を修理・メンテの基本にしている誤った方向の危険性が有ります。
本来は雑誌メディアが正しく導く案内だと思うのですが・・・。

返信する

なるほど、やはりそうだったのですか。
SKさんは多岐に渡り専門のメーカーから取り寄せされているようでしたので、もしかしたらとは思っていたのですが。
私たち素人や多くのカスタムショップはCCIやV-TWINなどのカタログから買うのが普通だし、SKさんの話を聞くまではそれが普通だと思っていましたから。
おっしゃる通り、雑誌やメディアの影響も多いでしょうね。

今回ピストンリングのクリアランスが0.5mm程あるので交換を考えて質問させて頂いたのですが
色々調べていると気になる記事を見かけました。
日本の道路事情では熱を持つ為に、マニュアルより多めに取るということです。
その方はポイントギャップより広く取っていらっしゃるようでした。

KBのピストンなどはトップリングの指定が0.6mm弱ですので、私のは交換するべきかどうか悩んでいます。

というのも、以前に腰上ＯＨしてから3000km程度の走行なのです。
その際には0.3〜0.4mmぐらいで組んだと思うのですが、馴染んで若干広がったのでしょうか？

SKさんのアドバイスが頂けると大変ありがたいです。

返信する

レ−ス等の特別な用途でない限りリングギャップは 0.3ミリが基準です。
たった3000Km走行で広がってしまったのはシリンダ−材質に原因が有ると思います。
気温だけで比べればテキサス・アリゾナ等は日本より遥かに高いですから
日本仕様? でピストン膨張に備え広いギャップを取るのはリスクを伴う為
止めた方が良いです。
ノ−マルのキャストピストンを使う限り熱対策としてはタイミング、キャブ設定のセッティングで対処すべきでリングギャップに求めるのは早急な感が否めません。

返信する

ちょうど私もシリンダ−開けてチェックしてた所なので大変助かる御説明でした。基本形はゆるがないものと承り深く納得致しました。
ネット情報だと色んな意見が飛び交いどれが信用出来るのか分からなくなりますがここでの意見、アドバイスはいつも貴重な存在です。

返信する

支持されるのはとても有り難いです。アマチュアがインタ−ネットで語るのは責任も薄いですし、少ない事例からの判断で言い切ってしまう事やその時々で考えが変る事も有るでしょう。
しかし技術系のプロは書いたり言ったりした事は永久に責任を取らなければならないと考えていますので私は自信の無い事例にはお答えしません。
幸い、頭抱える程の難問が今の所無いのでほっとしています。(笑い)

返信する

ご指導ありがとうございました。
ピストンとシリンダーのクリアランスも規定値内でしたので、リングのみ交換したいと思います。
キャブ・タイミングでの調整とは気が付きませんでした。
次回も面取りに気を付けて0.3mmで組み込みたいと思います。

返信する