IN側の焼き付きはE/gブレ−キ状況です。通常は回転方向つまりフロント側に押し付ける作用が遠心力により働きます。
入念な下準備が足りなかったのでは有りませんか?
#2720ピストンはキャストのストロ−カ−用ですがそのまま組むとリスクが大きいです。ボ−リング・クリアランスは5/100で取りその後ピストンスカ−トを細かいビ−ズブラストを当て最終的に6.5〜7/100のクリアランスにします。
続いてピストンの全てのエッジを#400ペ−パ−にて面取りします。
一番重要なのはコンプレッション・リングの面取り作業で最初にE/gスタ−トさせる際にビストンが傾いたとしてもスム−スなリングの当たりを実現させる目的です。
最初のブレイクインは数分で止めて冷やした後何度か繰り返し問題無い事を確認した後20分程度やや高めのアイドリングでヘッド温度を注視しながら120度C を上限に続けます。
以上が走る前の私が行うブレイクインです。
内燃機屋はメカニックでは無く机上の数値だけで管理する職種ですからそれ以上の責任は取らないと思いますが・・・。
どちらにせよこの場合はホ−ニングすれば再生可能だと思います。

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