残念な事態になっている様ですが懸念されているベアリング破損とバランスマスタ−破損は全く別のトラブルで関連性は皆無です。
クランクピンとロッドB/gで起こる打撃摩耗はこの十数年に急激に増加して来た症例で原因はノッキングです。私が年間にOHする腰下の内、実に10基以上がクランクピンに段付きの激しい摩耗が起きロ−ラ−は粉砕しています。
当初は原因が掴めず油圧低下と考えていたのですが追跡調査の結果ノッキングが確実な要因と判明しました。極低速の三拍子なる使い方が怪しいです。
バランスマスタ−の破損は過度なエンジンブレ−キが原因になりますが粉々に大量の粉砕事故になる事例は経験無いのですが多くはブリ−ザ−バルブ内にカケラが溜まる報告は受けました。
私は実験で水銀をE/g内部に直接入れて1年程テストしましたが分解後に金属部への攻撃摩耗は無く油膜に包まれた微細な粒に分散しただけでした。
不安感を残したままでは宜しく無いですからフライホィ−ルから除去して静止バランスを取るのもOKですし、現在では施工法を一新させた更に強力型のバランスマスタ−を導入されるも良しです。
どちらにせよ乗り方・使い方を考慮・変更されないと真の解決にはならないでしょう。

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