想いに応えて上級者用レクチャーを披露しましょう。
PANは高速ハイウェイ時代になる前の設計ですからパワーよりも耐久性を基本骨格にして居ます。チューニングupする上でこの点が大きな壁でした。
吸入ポートの拡大研磨がヘッド自体の肉薄により伸びしろが微弱でロッカーアームレシオはナックルよりは向上しましたがシャベルと同じハイカムを入れても低いリフト量に止まります。
私がたどり着いたブループリントは構造上の問題を変えるのでは無く効率upと抵抗になる要素を軽減してのパワーupに尽きますがコストの覚悟が必要になります。バルブ周りを例にすれば抵抗軽減で900Sportyと同じ細いステムのバルブを使いシャベルSPRに組み合わせます。
油圧の低い問題ではポンプを変えるのでは無く 2倍速ポンプドライブにして
クランクシャフトを'72up のエンドオイラーで劇的に向上させて更にEVO
同様のクランク高圧jetをシャフトエンドに加えます。
ピストンクーラーjet導入によるヒートの問題解決にしますが特に今年の夏は数々のデータ取りに最適な事例が手応えとして有りました。ほんの一例ですがこうした地道な努力を惜しまなければ充分アーリーSと良きバトルが楽しめる乗り味に進化するでしょう。これに軽量化が加われば鬼に金棒です。
貴君の問い掛けこそがAmerican Hot Rodの精神です。金出せば誰でも買える新車には負けないぜ!

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