カウンター側は静止するメーンS と違い常時回転なので磨耗が進行します。
加えて日本の道路事情からUSAよりはるかにシフト回数の多い為にクラッチメンテがおろそかな車両はカウンターのダメージに至ります。
多くの日本のメカはこの点を見逃して予防対策はしていません。
カウンターのエンドプレイはTOPカバーを開けた際に先ず最初に行うチェックでこれで車両の使われ方、乗り手の運転技量が読み取れます。カウンター全体を掴んで左右にどれ程のガタが有るかで推し量ります。
マニュアル規定値はUSA基準なので甘く私はブループリントしたE/gにはカウンターのクリアランスを限りなく詰めていきますがその為には100枚以上のシムが必要になります。それでも足りず私は中古シムを専用の研磨機で予備を製作して備えてます。
アメリカ人はナラシと云う習慣が無い人が大半ですから甘い基準値にしているのでしょう。それでもシフトがコクッと静かに入れば誰だって楽しくなる筈です。

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