おぉ、50年経て初めてのQに出会いました ! 思えば私が最初に出会った '55FLに驚き 何が楽しくてダルで遅い加速に我慢して乗るのか! でした。
現代でのメリットは残念ながら何も有りません。
ハンドシフトは戦前のハーレーがスポーツバイクでは無く実用性つまり大きな物を運ぶ用途で悪路の細い道でも使える利便性からでした。高速道路もまだ無かった時代に近距離で重宝されて警察、消防、軍用に片手が自由に使えるのが大きな利点でしたが'50sにはサイドカー、トライクとして残存したシステムです。
'60sに芽生えたHot Rodハーレーはクイックスロットルにハイカムを装備して軽量化が自己主張のシンボルになりました。私自身も好奇心から入手したものの失望から2年近く乗る事も無く放置して心はドレスダ・ノートンやリックマン8バルブに想いを馳せてましたがホットロッドハーレーを洋雑誌で知った時に目からウロコでした。
現代のUSAでは歴史的な遺産として敬愛されますが99%以上のH-Dフリークはミュージアムに展示すれば良いバイクとしての位置付けです。
純正オリジナル部品は保管していつの日か旧車スタイルで乗りたくなった時に戻したら良いのでは。日本にはモーター文化と呼べるものは育ってませんから旧車ブームもハシカみたいに単なる通過点でしょう。

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