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#1333
stroker-kid

ガバナーは60s迄の技術でバネとオモリで進角を担うのですがON-OFFだけで中間はコントロールされて無く人間の錯覚に頼っています。フルトラは70s後半に登場した無接点で正確さと耐久性を売りにしたのですが当時の技術では耐熱性に乏しく突然死が多い為不信感がつのりました。80s後半になると進化したフルトラが勢いを増したのですが進角機能はあらかじめアイドル〜低速、中高速の3段階のみ固定移動の仕組みにとどまりここでも人間の感覚が違和感を伴うのでアンチ派が少なく無かったです。依然としてポイント式が点火方式の主流とさえ思える程の勢いを保ってました。

90sに航空機から派生したデジタルIGが脚光を浴びてF!レースでフェラーリが独走した状況を生まれましたが完成度には程遠かったです。そんな時にドイツでBMWがF!エンジンの開発に参加してたエンジニアがハーレー用としてデジタルIGを研究してたのを知り私はコンタクトして商品として扱う事にしました。それ迄のフルトラより圧倒的に情報伝達が多くとりわけ進角機能に100回転ごと正確な上昇カーブを意のままに設定出来る夢の様なシステムでした。今では4輪でECUの書き換えチューンが普通に行われてますが21世紀に入ってもハ–レー界ではデジタルIGは理解されませんでした。

理解され易い様に進角機能の流れを上げましたがこれで答えになれば幸いです。