珍しいチョイスで純正の初期コンペンセーターをアルティマ・ベルトドライブに組み合わせたシステムです。デュオグライド〜アーリーSとアイアンSPORTY・XLHに採用されたダンパーですがコイルバネに頼ってる為その効果は弱く無いよりはマシ程度。登場の目的はUSAフリーウェイでのクルージング(50マイル)でオプション装備サイドバッグ、風防類の割れ・脱落防止でした。

このシステムを日本からオーダーしたとは考え難いので輸入されたカスタム車両に付いていたのだと思います。H-D社はツインカムになってもコンペンセーター改変のイタチごっこに苦しんでリヤホィールにさえ日本車的なラバーダンパーを追加してます。

アルティマなんですね、

社外品ベルトドライブにはダンパーの無い物がほとんどで雑誌やネットではベルト自体がショックを吸収するからダンパーは必要無いと言われていましたがハーレー社ではスタージスにダンパーを入れていたのでミッションやスプロケットシャフトの保護には必要では？と思っています、

メーカー製ベルトドライブがスタージスのみで終わったのはベルト切れの問題よりダンパー機能がお粗末でチェーンドライブのコンペンセーターに戻したと考えていますが実際はどうなんでしょうか。

まさしくご指摘の通りです。H-D設計部の外注に頼る弱さが原因で失敗作の多さは現在でも続いてます。TCでも目まぐるしく排気量変えて模索が続きようやくM8に至ってます。私もライフワークとして30年以上E/gバランスに関わっていますがダンパー機能に絞り込んで追及しました。

20年程前にベルトプーリー用にフィッシャーダンパーが試作したプロトタイプを入手しました。ストローカーチューンには非常に良かったのですが見えない物に金を掛ける人が居ないのか市販には至らなかった様です。参考迄に写真を添えましょう。

こうした試行錯誤、テストを経て現在のバランスマスター日本版と言うか独自の強化ダンパーに至った次第です。

1. 画像ありがとうございましす。
2. 昔 VWのフラット4に夢中の頃ハーモニックバランサーなるプーリーを聞いた事がありましたが当時は原理が解らずスルーしていました。