メカニカルダンパーーの仕組みに興味があるのですが
フィッシャー製の物をばらしてみると円盤にエラストマーが貼りつけてあり、
複数のバネとボルトでサンドイッチしている構造でした。
過去ログでは可動すると外形が大きくなるとありましたが
どのような仕組みでバランサーとして働くのでしょうか？
現物を見ながら想像力を働かせようとするのですが
見れば見るほどよくわからなくなってきます。
動作を理解したいのですが・・・ご教授お願いします。

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フィッシャ−D には深い思い入れが有りました。機能はアッパ−とロワ−を強力なバネで連結し強い回転負荷の変化時に衝撃吸収する仕組みです。
平たく云えば手のひらを両手で合わせ互いに逆方向の回転方向に回してガクンと来るショックを和らげるものです。
EVO、S & S の軽いクランクで吹き上がり鋭く熱い走りをする人には効果有りますが日本では大多数の人がジェントルなスロットルワ−クでのんびり走る為に重量クランクだと純正のコンペンセ−タ−の方が耐久性は劣りますがスロ−走行に向いてるでしょう。
25年程前ですがフィッシャ−であらゆるテストを試み自分の目指す方向を自覚した転換期を与えて貰いました。極めて限定された範囲では有りますがこの優れたダンパ−効果をもっと万人向けになればとバランスマスタ−に進みました。

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簡潔でわかりやすいご回答ありがとうございます。
あのウェイト？の重さと回転で衝撃を吸収するんですね。
動くと外径が大きくなる訳も納得です。

確かに低回転域ではあまりダンパー効果が感じられません。
自分のバイクだと、2000回転くらいから少しづつわかるような感じです。
コンペンセイターと共締めタイプのバランスマスターも使っていましたが
低い回転域からの効果はバランスマスターの方が上に感じます。

フィッシャーは高回転域でパンチが出るような気がしますが
プライマリーケースに微妙に当たるのか、ちょっと音が出るのと、
低回転だと違和感が少しあり、
街乗りではバランスマスターの方がスムースに感じますので
街乗りと峠、半々の使い方の自分には、どちらを使うか悩ましいです。
とても参考になります。ありがとうございました。

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フィッシャ−ダンパ−ですが昔のイ−ジ−ライダ−誌でパンストロ−カ−の3インチベルト用の取り付け記事が有って記憶に焼き付いてましたが探しても売ってる所が分りませんでした。
結局あきらめて後にバラマスが出たので購入させて頂きました。効果は充分満足していますが今回思い出して質問させて下さい。記事では確かドッグレ−スで効果有りの内容でしたがバラマスとどんな違いが有るのでしょうか。
時代が違うと言えばそれまでですが妙に覚えてたもんで宜しくお願いします。

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記事は知りませんがE/gプ−リ−に装着タイプはテストしましたが回転のメリハリは強く感じられて好印象でした。興味深かったのは強力なスプリングのせいでアイドル時では制御出来ずに武者震いの様な微振動がスタ−ト直後にスッ と消えて抑え込むのが体感出来る事でした。
大排気量チュ−ンで荒い乗り方を試みても対応しましたが作動のON-OFF感が私には良くても人に寄っては好まない様で意見が割れました。
当時は見えない部分に金を出して迄欲しいと云う人は皆無の時代なのでテストだけで終わりましたが何とか日本で適応するトルクE/gへの模索がスタ−トするきっかけになりました。
BMの場合はアイドル時からソフトに作用しますが感覚が慣れてしまう為に更なるメリハリ感を付けるのが課題で現在の増量させたフルメタル仕様に至りました。

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分り易い説明で納得しました。時代の先を進まれてた話も楽しめましたしバラマスで何の不満も感じて無かったので武者震いの振動も進化の過程と改めて理解を深めたので聞いて良かったです。
資金の算段をしてフルメタル仕様にグレ−ドアップする積もりです。

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