こんにちは。表題の件で教えていただきたいのですが、何を基準にオーバーヒートしているとか、バイクを休ませるタイミングを判断すればよいのでしょうか？一応オイルプレッシャーランプは装着しています。
また、この夏一度渋滞にはまりオイルタンクが一秒たりとも触れないくらい熱くなって、それでもチョロチョロと走ったことがありました。後で気になってプラグ穴からシリンダーの内壁を覗いて見たところ、サンドペーパーで擦ったような縦傷がついていました。腰上OHしてからまだ5000キロぐらいの走行ですが、どう上手く乗ってもやはり縦傷はついてしまうものなのでしょうか？

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自動車なら水温計や警告灯が付いてるけど空冷E/gは意識しないと自覚出来ないから経験しかないでしょう。
E/g音の変化やエンストの多さなら直ぐ解りますが高速を気持ちよく走って料金所出たら少し混んでいる状態などは要注意です。今迄スピ−ドに乗って風が冷やしてくれてたのが一気に風が当たらなくなると急激な温度上昇が始まります。
或は飛ばさない人はアクセルグリップを開けない状態で走るのが多くE/gはその回転でガスを欲しているのに吸排気のバランス崩し異常燃焼を誘発させるのが多いです。この場合も激しい温度上昇が起こりオ−バ−ヒ−トになります。
たて傷はまさしくオ−バ−ヒ−トの症状ですがどんな乗り方しても　　と云うのはおかしいです。たった5000キロでは明らかにセッティングミスが起きています。

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回答ありがとうございます。よくわかりました。
セッティングミスとのご指摘についてですが、ガスが薄いと素人ながらに感じております。というのはプラグの焼け具合を見ると、外側電極だけはメッキが剥げたような状態で白っぽくなっており、中心電極とそれ以外の部分はほぼ色が変わっていない状態です。本来ならよく言うきつね色になっているはずなのですが・・・。
やはりキャブのメインジェットの番手をあげるべきでしょうか？
また、点火タイミングは少し早めの設定（上死点前10度くらい）をしていますが、もう少し遅めた方がいいでしょうか？
キャブはケイヒンバタフライを使用しています。
たびたびすみませんが、よろしくお願いします。

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Oh Noooo! 今直ぐタイミングをBTDC33〜35゜に直して下さい。10゜では遅過ぎて完全にヒ−トダウンしてしまいます。まさか長い事それで走って無いだろうね。心配です。

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えー！！！こちらこそオーノー！！！
5000キロはこれで走ってました。BTDC33〜35゜というのはめ一杯進角した時の点火時期ですよね？現在の10°手前の点火というのは進角していない時の設定なのですが・・・だめですか？（進角した時はBTDC33〜35゜になっていると思うのですが・・・）

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な〜る程! 少し安心しましたが進角してない時に10゜手前は早過ぎですよ。0〜3゜程度がストックE/gとしてベストで進角をもっと稼ぎたいなら(カムシャフトによりますが) 振り子をチュ−ンして動き幅を増やせば良いと思います。
傷の深さによりますがシリンダ−の細かな縦傷の場合はタイミング設定の誤りに起因するのが多いです。これは単純に点火タイミングだけの話では無くキャブ調整が絡むト−タルでの事です。薄過ぎてそのタイミングでしか走れないと云った誤診も可能性高いですから。

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ご返答ありがとうございます。ご指摘どおりタイミングは少し遅らせ、キャブのセッティングを再度見直すことにします。
ついてしまったシリンダーの縦傷に関しては、もう今となっては仕方がないですよね？エンジンをばらせない私にできることは自然治癒を祈るぐらいでしょうか？

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自分でヘッドくらい開けられる様目指して下さい。OBでは顧客に腰上は自分で開けてメンテ出来る様指導しています( 望むならですが )
シリンダ−内壁を軽く#400程度の砥石で馴らせばかなり違います。

君の表現の誤りですが10゜前は進角とは言わないで遅角と称します。

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よくわかりました。
腰上のメンテは前々から自分でやりたいと思ってはおりますが、
勇気が出せずにショップの方任せになっております。お金も底を
ついてきたことですし次は自分で挑戦するつもりです。
またその際はアドバイス等頂けたら幸いです。今回はいろいろ教えて
頂きありがとうございました。

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便乗させて下さい。ここを読んで大型の空冷2気筒という認識をつい忘れて乗ってしまう私に鋭いパンチを頂いた気がしております。修理の腕は勿論の事、深い見識で分かり易く御説明のほどいつも敬服しております。
素人の疑問ですが空冷のワ−ゲンやポルシェなどはハ−レ−の様に熱に弱くなかったのですが設計の差でしょうか? ちなみに93年EVO FXRに乗っています。

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E/gに対する考え方の違いでしょう。アメリカの気候条件では日本より気温の高いアリゾナ・テキサスでも湿度はずっと低く風もさわやかなのでハ−レ−も心配無く乗れていますから。
メカノイズに目をつぶってでも性能優先のドイツは空冷に対してオイル量を増やす事で対処してます。昔、ポルシェカレラ2.4をOHした時オイルが11リッタ−も入ったので凄く驚いた事が有りました。
限界値を高めて楽しむか快適性を取るかの好対照ではないでしょうか。どちらも日本人に無い思考回路です。

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ハワイしか行った事ないんすが以前からの謎が解けた気がしました。あんな広い国でオ−バ−ヒ−トして道ばたに止まったらどうなるんかと。
そっか−湿度ですか-。オイルの量といい中々参考になる話ありがとうございました。

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