いつも勉強させて頂いております。質問ですがワイセコのピストンリングギャップはいくつでとればよいでしょうか？過去に拝見した記憶があって検索してみましたが見つかりませんでした。それとリングの面取りとはどの部分をするのですか？ご教授お願い致します。

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0.3ミリの隙間を確保すれば問題無いです。その隙間で向かい合わせの角を丸くするのとリング外周の上下のふちを#320〜400で研磨します。
ピストンは正確に垂直の動きをするとは限らずエンブレ時や登りの高負荷が掛かる時にシリンダ−に押し付けられる力が加わるので面取りして抵抗を減らしキズが付かない様にする為です。とりわけナラシには効果が有ります。

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解りやすいご説明　有難う御座いました。リングの面取りに挑戦してみます。ヒロさんがんばって下さい。

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質問させて下さい。リングの面研はとても勉強になりましたがナラシについてもどう考えたら良いのか教えて頂きたいのです。
色んなナラシ方が有ると思いますが以前65さんはアメリカはナラシなんて特にやらないと確かコメントしてた様な気がしますし、他のプロなんかも一定の速度では意味が無いと断言してますし正直よく解りません。

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アメリカでは納車後すぐに高速に乗ってしまうし渋滞も無いのでナラシはしませんね。
我々のブル−プリントはレ−シングからのフィ−ドバックなのでナラシは必要で主にピストンリングのアタリとバルブ周りです。B/gのクリアランスは定められた許容以内なら油膜が確保出来る限り特に気を使う事は無いです。
組み込みの失敗や設定の変更により納車後30Km〜200Km走行済みE/gを開けた経験が有りますがデ−タとしてナラシに無頓着なベテランのシリンダ−内壁はタテ傷までは行きませんが曇りガラス色の帯スジが全面に入ります。これはピストンが360度あらゆる方向に押し付けられる圧力が働いている証です。勿論運転テクニックが高い為その後均一に戻してしまうので何も起きないのですがやはりこれは避けるべきだと考えます。
理論上はピストンが垂直に動いているのですが実際はエンブレ時、追い越し加速でピストンに強大なGが掛かり垂直の動きで無くなるのです。
その為にナラシで大きな回転の上下は厳禁になります。

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わかり易い説明に感謝です! あらためてナラシの意味が理解出来ました。しかも組み込みの失敗なんて普通語らないと思うけどマジ、SKさん尊敬します!　ありがとうございました。

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