キックカバ−内にあるスル−アウトベアリングですが後期ショベルはEVO以降と同じ小さなベアリングですよね。先日73年FLを開けた時にキノコ型の大きいベアリングが付いていて調べたらパンヘッドもそうでした。
余りに大きさ形がちがうのでその意味を教えて下さい。

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設計見直しによるコストダウンの結果ですがデメリットが大きくなっています。昔のクラッチはハンドチェンジでスプリングが強くストロ−クも長い為にタフなベアリングが必要でした。
それでヘビ−デュ−ティな設計でバイクと同じ寿命が約束されていましたからプッシュロッドが短く削れてアソビが減る様なトラブルは皆無でした。現在はクラッチシステム全てが消耗部品の構成になっていますからスラストベアリングも極めて弱い造りです。
ジョッキ−シフトのフットクラッチに変えると現在のベアリングは直ぐ駄目になりますね。

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丁寧な説明頂きありがとうございました。とても良く理解出来ました。
元は一生ものの設計なのにコストダウンで凄い変わり様なんですね。

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便乗させて下さい。82FL改のジョッキ−ですが旧タイプのスラストベアリングとは互換性はどうなのでしょうか?
純正は難しいですが社外ならカタログに載っていますよね。
今のスラストベアリングは3回駄目にしているもんで。

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H-D特有の設計思想である新旧の互換性は残っていますが社外キックカバ−は内側の逃げが無いので削り合わせる事が必要です。
残念ながら傘型の社外スル−アウトB/gは全てを試しましたがどれも使い物になりません。
形状は同じでもB/gとしての機能は果たしていないのでオススメしません。

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いつも御親切な対応で感謝です! 純正のベアリングを知らないので比べる決め手が無いんですけど社外は回転しないって事でしょうか。
取り付ける前に手で回す程度の確認では無理ですかね。

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実際の動きはクラッチスプリングを押す強い力が伴うので無負荷ではチェック出来ないです。プッシュロッドをボ−ル盤に付けてベアリングを押せば判ります。
純正ベアリングは高速でスピン出来ますが社外品は抵抗が大きくて直ぐにロックしてしまいます。

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