社外ケースだと左右シャフトベアリングレースの嵌る部分の鋳込部分にアンカーボルトが打たれていますが、純正にはそれがなく鋳込部分にガタが出るのがたまりありオイル漏れしますがその初期段階での見分け方ってあるのでしょうか？
今回当方であったのは国内未登録のをO/Hしその部分も入念に見たつもりでしたが漏れました・・・
真円度までは見ませんでしたがズレも無くステーターコイルの取り付け穴の変形も無くだったのですがSK様は他にどのようなことを注意して見られますか？
浸透探傷法でチェックとかされておられるのでしょうか？
宜しくお願い致します。

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その問題は近年急増していますね。アメリカでも日本でも新しいH-Dファンが広がり歓迎すべき事と同時に困惑する状況も浮上しています。
ケ−スダメ−ジの原因はノッキングによるものですが運転の未熟さ、無理なドライブポジション等から来ています。
いきなりケ−スレ−スがやられるのでは無いのでビッグエンドを割ると予想が付きます。
私の場合 クリアランスチェックで100% ケ−スのB/gレ−スをプレスで外しますからその時の右腕に伝わる感触でレ−スが動くか否か判ります。
これはティムケンB/gをNewにしなくても行うので100%見逃しは起きないです。
10数年前は年間 1,2基程度だったのが現在は15基程の要修理が発生しています。
処方としてはカウンタ−シャンクをタップ切りしてから金属充填材を流し込みます。
ノッキング対策としてはバランスマスタ−のダンパ−効果しか無いです。アメリカのレポ−トではTC 96でさえケ−スダメ−ジが発生しているので昔のティムケンB/g法式に改造するキットが純正も発表しています。
私一人の力では防ぎ切れない流れになっているので貴君の様な次世代に託します。

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ご返答有難うございます。
今後はダイヤルゲージを当てズレを手に覚えさせるようにしてみたいと思います。
しかし当方は地方でそれ程の台数を見ている店ではないにも拘らずこの症状をたまに見かけます。
皆オープンにしたことにより漏れに気付きますし、ノーマルで乗っている人でもエボの場合プライマリーオイルの色で疑えますが、シャベルの場合だとなかなか難しく思います。
実際はかなりの割合の車両がそうなっている気さえします。
今後はお客さんともっと乗り方について話したいと思います。
ありがとうございました。

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便乗ですが私も以前にケ−ス左がガタガタになりショップで交換を宣告されました。
ピッグボア+ストロ−カ−でしたが都内有名店でS&Sを組んでもらいました。回すと振動がきつい領域が有りましてそのせいかと思ってましたがノッキングとはどんな状況を言うのでしょうか。

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グラフで表すと回す時は上昇中のポジティブドライブなのでOKですがスロットルOFFになるネガティブ(下降)ドライブで失速する際に凄まじい衝撃がビッグエンドに掛かります。
ベテランは五感で反応出来ますから急激な回転落ちの無い操縦でスム−スに運転します。
旧い言葉で恐縮ですが人馬一体と云う状態になります。
現在はH-Dを改造したり販売する店は全国に有り便利になりましたがトルク型E/gの乗り方を教える世代が居なくなっている様で残念です。日本車の高回転型とは扱い方が全く異質のE/gなので例え300Km/hを使いこなす乗り手を持ってしても無理です。

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色々調べていてULTIMAというメーカーのエンジンのオーナーズマニュアルを見たところ8ページ目に気になる部分を見つけたのですがこのブライマリーベルトを付ける際の注意事項の部分は常套手段なのですか？
http://www.ultimaproducts.com/ShovelheadEngineManual.pdf
ちょっとビックリしたもので。

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アルティマはビッグボア&ストロ−カ−が売りの低価格E/gですがB級。
スプロケットシャフトのシリコンシ−ラ−塗布はブリ−ザ−コントロ−ルが不調でなければ
必要無いです。
大排気量ではアルティマの様なパ−ツ構成だと色々な箇所から吹き出すからでしょう。
ダイナ2000iを大量購入しているのは驚きました。アルテイマディ−ラ−から買えば安いでしょうね、恐らく。情報 Thanks

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丁寧に解説頂き有り難う御座居ます。確かに私も含めまわりでも誰かに指導受けた事は無いですね。自己流と言うのか失敗の繰り返しで今に至ってる様です。
悲しい事に何が標準なのかもはっきり言って分りません。雑誌見ててもそうした事には触れて無いですね。貴重なご意見勉強になりました。

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