いつも楽しみに拝見させて頂いております。

質問なのですが、現在ツインカムなどに社外軽量ピストンやボアアップキットが数多く販売されております。
ピストンの重量合わせで重い分には多少は削って対応できるでしょうが軽くなる場合、どうしたらよいのでしょう？
ＴＣクランクは一体型となって否分解ですのでバランシング不可能かと...
ピストンジェットのオイル付着分の影響で必要無いのでしょうか？
ピストンピンなどを交換して対応するのでしょうか？
はたまた、数十グラム程度でしたらストリートで許容範囲なのでしょうか？
どうも商品のいいことばかりが記載されていて逆に不安です。
質問が旧車ではありませんが気になってます。
ご都合よろしければご意見よろしくお願いします。

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純正を含めボルトオンで販売されてるスポ−ツキットは使い捨てです。軽量化するメリットで高回転で回るので振動域のデメリット発生には触れたがらないのでしょう。
アメリカでもこの問題で壊れるE/gが増えTCクランク分解再バランスを取るファクトリ−が現れてます。Revolutionなどチェックして下さい。
日本では大掛かりな専用治具台がコスト掛かり過ぎてとても無理でしょうね。
私はバランス取りの際にオイルミスト分は3〜5gの範囲でピストンに加えます。
BUSAや旧 Z系、ドカのレ−シングクランクFALICONがH-D用に創ったプレス圧入後に溶接した一体クランクを技術的興味から5基購入しましたが驚く高精度の芯出しで日本では
不可能だと思いました。ダイナミックバランスでも不満足を感じてバランスマスタ−に移行しましたがこうした新技術には未だ興味有ります。

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お忙しい所、ご返答ありがとうございます。

誌面やnetでもボルトオンの交換にクランクバランスに影響はないような記載を見受けられ、疑ってはいましたがやはり、問題無いことはないのですね。
となると現状、なるべくE/Gを割らない長い目で見るストリートでは厳しいことになりますね。
ＴＣクランクピンを溶接する話も聞いたことがありますが、因果関係がありそうですね。

最初の質問でお伺いしとけばよかったのですが、ＴＣ.ＢタイプE/G(バランサー入り)やV-ROD.Revolution E/Gで、完全には慣性は打ち消せないと思いますが、カウンターバランサー入りのほうが少しはマシなのでしょうか？

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E/g内蔵カウンタ−バランサ−は古くから有るシステムですが人間の五感とは共存が難しく生き残る例は無いです。昔TX-500だったかに実験的に採用されてましたがチュ−ンの障壁として外す事例も有りました。
性能数値の向上と人間が運転コントロ−ルする楽しさを表す指標とは別な放物線グラフだと感じてます。私個人の思いとしてはバランス取りは或るレベルを超えると受け止める五感次第で大きな差が出る為むしろダンパ−効果を高める方が運転の楽しさが万人に判りやすいです。
登り坂で背中を押される快適で躍動感を伴うトルクフィ−ルは性能数値では表せないです。抽象的な表現でスマン。

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ある一点を突き詰めていくと本来のバイクの楽しみを失っていってしまうことも...

奥が深い。

最近はパワーを上げる事の記事や情報が多く、エンドユーザーにはいいようにしか聞こえない印象だったので、skさんの意見が聴けてとてもうれしく思っています。

ありがとうございました！

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