お世話になります。いつも拝見し、勉強させてもらっております。
当方、79'FLHを所有しておりまして、現在ヘッド（前期ヘッド）のシートカットしている最中なのですが、突き出し量をマニュアル値の38.1mmにしたところ、セット長が約33.3mmという値になりました。カムはHカムなので、バルブは約10mm弱リフトしますが、これだとリフト時にスプリングが潰れてしまうようなので、セット長を34.9mmにしようと思っているのですが、いくつか疑問がありますので、質問いたします。
前期ヘッドの突き出し量の測定は、ガイドのツバからになっていますので、ツバ厚で寸法が左右しそうです。現在、ツバ厚が約2.4mmで、規定値の38.1mmに足すと40.5mmになり、後期ヘッドのショルダーからの測定の規定値に近くなるので、突き出し量はOKと判断しました。なので、ロアカラーを削って調整しようと思ったのですが、ショルダーの高さが足りなくて、削ってもヘッド側に干渉してしまい、ほとんどセット長を稼げそうにありません。友人の後期ヘッドを確認したところ、突き出し量規定値でセット長も約35mmぐらいになるようでした。気になったのが、友人のはロアカラーの形状が下面がザグリが無く面一で、ショルダー部分に直接あてるタイプようでした。そもそも前期ヘッドは、ロアカラーの当たる場所はガイドツバ面でいいのでしょうか？また、突き出し量が規定値外でもセット長で合わせたほうが良いのでしょうか？突き出し量が規定値外の為にガイドとシートリングを入れ替えしたのに、突き出し量をまた規定値外にするのは少し不本意です。どうかご指南願います。

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認識に?が見られるので正しく解説を行わないとハチャメチャな方向に入ってしまう気がします。
ロワーカラーの座面はガイドつばが正解ですがシートリング位置が度重なる修理の繰り返しにより基準値からズレています。
バルブSPRの最重要点はバネ圧に尽きますがH-Dディーラーメカと言えども技術レベル、経験値は一定では無い為ミスの発生リスクを避ける目的からSマニュアルは新車もしくは高年式E/gの分解組み立てに限って手順説明しています。そうなるとディーラーメカは常に新品部品での分解整備になるので
一々 寸法確認する必要なく新人メカでもプラモデルを組むのと同じ手順によるイージーな作業で済む事になりこれがSマニュアルの狙いです。
つまり中古車、取り分け貴君の40年前ヘッドOHは摩耗劣化が進行しているのでマニュアル範疇外になりますから社外パーツを使用してマニュアル通りに整備するには適合しないことが起こります。
私はUSAのE/g屋と同じ手法でバルブSPRの設定値でのバネ圧を測定して足りない場合はアッパーカラーを各種使うかスブリングシムをロワーに設定するか決めていますがハイカムの場合はもっとハイレベルになります。
OBではセット長35ミリとして110ポンド圧を基準にしていますが排気バルブは高熱でバネ圧ダウンが普通なので特に要注意です。
ネット情報による素人判断が蔓延していますからSマニュアルの数値寸法だけが一人歩きしている様でハーレーなんか誰が組んでも同じ　と云う悲しい話がアチコチで聞かれます。20年後にはまともに走るシャベル以前車は見かけなくなるでしょうね。プロと名乗るも社外品で育った なんちゃってメカが99%を越える現実を憂うヨタ話とお笑い下さい。

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お忙しい中、解りやすいご指南ありがとうございます。
仕事がら、一通りの工作機械と経験がある為、自分でやりたいという思いからエンジンO/Hを始めましたが、知識・認識ともに素人ですのでだいぶ遠まわりしているところです。
今やっている作業ですが、旧ガイドはガイド下穴を壊さぬよう切削にて削り取り、その穴を基準に芯だししてガイド下穴、シートリング下穴・座面ともにボーリングしました。ガイド座面を基準に、シートリング座面をそれぞれ測定し、突き出し量が38.1mmになるようにガイドとシートリングを作製し、焼き嵌めしてシートカットしたら、セット長が短くなったという次第です。
とりあえずは、突き出し量はそのままで、アッパーカラーを製作して上方向にセット長稼ぐように図面を書いてますが、アッパーカラーが上に伸びた分でロッカーアームに干渉しないか心配しているところです。

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言われていることに矛盾が有ります。規定値の設定であれば自ずとセット長は出るので不足ならばシートリング深さでしょう。
スタートから誤りが起きています。ヘッドを暖めれば容易にガイドを抜けそれがオーバーサイズなのかも特定出来て基準値の測定も終了します。
機械スキルに過剰な自信からゴリ押しで突き進んでる風に感じていますがどうでしょう。このまま進むとロッカーアームレシオにも狂いが生じるリスクの危惧も懸念されます。
恐らく内燃機屋の情報からスタートしたのでしょうが内燃機屋は修理屋では無いのでハーレーE/g解析などは全く行なっていません。繰り返しますが重要なのはバネ圧(強さ) で寸法では有りません。

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素人の的外れの質問にも丁寧にご指南してくださり、ありがとうございます。
たしかに、内燃機屋さんのブログやネット情報を鵜のみにしていたところがありました・・・。
ということは、バネをセットした状態でバネ圧が110ポンドになる時の長さがセット長で、一般的に35mm前後になるという解釈でよろしいのでしょうか？
そうだとした場合、セット長は正確にはバルブ毎にバラバラで、バネ圧が弱い場合はシム等で調整し、強い場合はシートカットして調整するという事でよろしいのでしょうか？
私の場合バネ圧を測定した結果が、ばらつきはあるものの、110ポンドのとき34.8mmぐらいでした。現在のセット長が33.3mmで突き出し量が38.1mmですので、約1.5mmシートカットして調整ということになり、その時のバルブの突き出し量が39.6mmになるということで大丈夫でしょうかね？

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No way ! 私ならこれ以上進まずスプリングを120〜130ポンドのハイカム用を入手して現状のまま体裁より実を取ります。Hカムなら問題無いです。
とかくアマチュアは自分の非を受け入れずに突き進んでしまいますね。

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度々的外れな回答ですみません・・・。
無知で自分の非が何なのかも解らない愚か者ですが、見放さずにご指南頂ければ幸いです。
つまりその120〜130ポンドのハイカム用のスプリングだと、現状のセット長（33.3mm）から約10mmリフトしてもスプリングは潰れず、バネ圧も問題ないという事ですよね？！
やはりSKさんのおっしゃるとおり、ネットの情報頼りで疑いもせず突き進んできたため、スプリングを変えるという考えは全くもって思いつきませんでした。今後はじっくり考えて情報の判断をしつつ進みたいと思います。
ちなみにスプリングですが、おすすめのメーカーなどありますか？

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排気側バルブとスプリングは消耗品です。500度オーバーにさらされ続けて張力は5年程で低下します。貴君のバルブはニッタン製(日本)ですが空冷大型E/gは日本では空冷ポルシェの様な生産経験も無いですから耐久度は ? です。特定メーカーの推奨はこの場では避けております。

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なるほどです。そのへんも考慮してパーツを選択しようと思います。
この度は、この様な素人にも丁寧にご指南してくださりありがとうございました。

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