81年1340です。腰上OH後BHカムにしてから高速の伸びを楽しんでますがケイヒンキャブのMジェットを170にしても大して変化が感じません。
ダイナSで15年近くになりますが物足りなくなって来たのでキャブの交換について注意点など教えて頂きたく書き込みしました。

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貴君のFXSがどのレベルかによりますが現代では豊富なアフターパーツとスキルに恵まれて80年代シャベルオーナーから見れば想像すら出来ないアップデートが可能になっています。
'70s初期型ケイヒンはMジェット185のパワー志向でリターンスプリングも軽くて好印象でしたが直ぐに排ガス対策用にデチューンされ続けた経緯が有ります。FXSマフラーも消音と排ガス仕様でパワーダウンを余儀なくされてました。
21世紀の現代ではチューニングスキルの完成度がEVOからのフィードバックにより素晴らしい領域に達しています。
'80sではソリッドリフター、バルブスプリング強化にBキャブかSUもどきのエリミネーターだけでゴツゴツしたハイトルクE/gでしたが今では高機能タペット、高精度オイルポンプ、É/g内部の高油圧化、対フリクションロスのコーティング等のテクノロジーに加えデジタルIGの更なる発展の成果が著しいです。
昔に新車で乗り外観改造に走った人達は夢のまた夢で有っただろうレベルが現代ですが地方の情報が届き難い環境では今だに80年代の手法に頼ってこのパーツを付ければ何馬力アップといった積木型チューンに頼る悲しき状況ですから貴君のinfoがもっと必要です。

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おっしゃる通り積木型の改造でした。7,8年前に腰下メカノイズからコンロッド、クランクピンを社外アッセンで入れ替えてからその後問題出る都度にショップにお任せ修理でしたが毎度パーツ交換が主で何となく完調ではないと思える状況が続いてます。
ローライダーはとても気に入ってるので現代における最高のアップデートもお聞かせ願えれば嬉しいです。

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1340に移行してトルク増はメリットでしたが同時に振動域が広がり結果として自分を破壊してしまう要因が強くなりました。
その為'70s〜'80s迄のチュ–ニング法では荒々しさが伴い快適さは失われていく傾向が強くなってしまいました。
私はこれの解決策としてクランクバランスを重視して更にE/g内部の油圧を上げる事で全体の精度を上げる処方に至りました。
こうして強化したE/gをベースに進化で生まれたキャブを組み込めば100%以上の効果が確実に生まれます。
単に情報から選んだキャブをポン付けする昔ながらの手法では悪くは無いでしょうが格段に良くなることは有りません。
OBでは'80sの頃にエーデルブロックのスライドバルブ式キャブに未来を託し推奨しましたが '90s以降は HSR-42〜45スライドバルブに進んで来ました。
昔の'70sのままで乗りたい との声も有るでしょうが進化無くして次の世代に繋げられないでしょう。J・ジェームスも昔のカスタムは乗れたシロモノでは無かったと語っています。

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ご丁寧な解説有り難う御座います。なるほど !と何度も読み返しました。
資金さえ有ればOBさんに本格的なOHお願いしたいと。
以前Z2にヨシムラTMキャブを付けた時におぉ いいな〜　と喜んでましたが知人のモリワキZ2のTMを乗る機会が有ってまるで別もんのパワーに驚いてポン付けとの違いを思い知らされたのを思い出しました。
普通では知り得ないハーレーの奥深さ勉強になりました。

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昨年BM依頼したY Aです。期待を越える性能で満足しています。
クィックシルバーの話ですよね。EVOに乗ってた時に付けてCVの不満を見事に消して加速の滑らかさに驚きました。その頃からブレる事無くスライドバルブを通して来たSKさんの主張に脱帽で書き込みしました。
私の知る限りですがハーレー屋さんはどこもカスタム重視と自社オリジナルパーツSALEが主でエンジンの研究は? が点きます。
ブレ無い方向性は信頼して相談出来ますね。次はHSR=48を試したいです。割り込み失礼しました。

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有り難う御座います。昔はバイク屋が大型車の乗り方を教えたのですが今は指導する店も無く自己流ライダーが蔓延してトルクバンドを掴めば操る楽しさが広がるのに理解されてない点が危惧しています。

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HSRのスムースさは至る所で耳にしますがアメリカではS&Sに代表されるバタフライの大口径が主流に思えてなりませんがそのあたりは感覚的な好みの差でしょうか。アマチュアでは同じエンジンで乗り比べは難しいものでご教示頂ければ有難いです。

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道路事情と国民性の違いに尽きると思います。大多数のアメリカンは味覚を始め五感は鈍くて微妙な違いはどうでも良くガツンと脳に感じないと満足しない傾向です。車のサスにしてもヘビーデューティと云うと戦車の様にガチガチのショックが普通ですからキャブは大口径バタフライの方が圧倒的に多いチョイスです。滑らかさよりもドカーンとワイドOpenの方が理解し易いのでしょう。
狭い日本ではTopギヤの走りよりも中速域が重要になるので日本人の感覚からアメリカンならどうでも良い領域が良し悪しの分かれ目になります。
私がハーレーに求めるのはこの部分を追求して狭い国土でも性能120%出し切り日本人ならではの繊細な五感で楽しむドライブ感覚です。
残念ながら多くのハーレー乗りはスタイルが第一で第二以降は無いと思えてなりません。HSRはあらゆる道路条件にも乗り手の腕に関係無く対応するバランス感に優れていると思います。勿論乗り手の目的によりバタフライの方が適するE/g仕様も有るので選択肢は自由でしょう。

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評判通りの的確な説明に納得しました。自分の81年FL改ですが一時期FCRを付けて空いてる高速道では絶好調でも下道では反応が良すぎると言うのかピーキー過ぎて疲れてしまいEキャブに戻してました。
HSRプラス パワーチューブが選択肢に浮かんで来ました。ありがとうございました。

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おっしゃる事全くごもっともです。skさんにお尋ねしますがHSRの後にもオールマイティな新キャブが現れるとお思いでしょうか。
一時期有ったスクリーミンEのポリッシュHSRを狙ってたのですが廃番になって残念な思いから質問です。

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HSRの幅広い柔軟性は最新デジタルIGとのマッチングにも好結果をもたらしてます。これ以上はインジェクションになるでしょうから最終形では。
これらは偶然の結果がもたらしたものと判断しています。日本で開発したのでは無くミクニUSAがアメリカ市場の要望から本家TMを大口径化して成功に気を良くし更に45〜48と発展した経緯です。初期型は今一でしたが途中からエンリッチナーは要らない位スムースに進化してシャベル、PANでさえも恩恵に授かっています。
昨年からは中国製が低価格でUSAに出回り出したので危惧しています。

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明快なご回答有り難う御座います。日本で作り輸出してる物と思ってました。
改造キャブでは無くハーレー専用として出てるのは嬉しいです。背中を押して頂き感謝します。

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