キャブセッティングが合っていなければ、いくら進角操作がバッチリ合ってた所でプラグはキツネ色にはなりませんし、バイクの調子も絶好調にはなりませんね。

その逆もそうで、キャブセッティングがバッチリ合ってた所で進角操作が合ってなかったら、ちゃんと走りません。

進角操作は、五感でバイクの走行状態を感じ取り、今どの辺りにしていると一番車両の調子がいいか？って場所を探しながら走ってれば段々判ってきます。

それにはバイクの速度も勿論関係ありますが、それよりも自車の走行状態とエンジンの回転数の方が進角を読み取るのには重要です。

登りの坂道だったりすれば、ちょっと進角を遅らせてみれば、進めた状態より力強く進んだりします。

また、平坦な道路で速度がまあまあ速くても、ギアの状態によってはエンジン回転は低い場合がありますね。
そういう時に進角を進めっぱなしだと、ノッキングを起こしてしまいアクセルをひねってもすぐ加速しない状態にもなったりします。


そして逆に自車の速度はそんなに速く無くても、ギアが1速や2速のままだとエンジン回転がかなり速いときもあります。
そういう時に進角が遅いままだと、またエンジンが調子よく廻りません。

そういう自車の状態を自分で感じ取りつつ進角をちゃんと合わせて行くと、今までに無い様な調子がいい状態で走れると思いますので、是非トライしてみて下さい。


というか、進角っていう物がなんでついているか？っていう基本的なエンジンの構造をまず勉強すれば、自ずと今どの状態がいいか？ってのがすぐ判りと思いますので、この機会に勉強してみて下さい。
そして補足ですが旧車であれば、キツネ色のプラグの焼けだと少し薄いと思うので特にこれから暑くなる事を考えるとちょっと黒い位の方が安心ですね。

返信する