Name: K Date: 06/04 02:22ご質問頂いた今回67FLHで行った慣らしは、STROKER KIDさんが乗り手のスキルに合わせて毎回手法を変えてオーバーホールされたエンジンの最新版の慣らしということで、他の車両では全く参考にならないかと思います。
昨今、欧州の高級車がどんどんと慣らし不要という感じになってますが、今回の67FLHのOHでは、エンジン内部の殆どの摺動部に様々なコーティング等の処理を入念にして旧車に現代のテクノロジーを注ぎ込んだ結果、”慣らし不要”とは言わなくともエンジンを初めて始動後に既に安定度はかなりのレベルで、自分がオールドバイカーに到着してエンジンを載せるのをお手伝いしてすぐにエンジンを始動。 近所を走ってキャブを調整しつつ、エンジン温度などのデータを計測。 もう乗って帰ってもいいよ、、ってエンジンをフレームに乗せ終わって2時間後には10キロ離れた自宅に余裕で帰宅。 こんなことはありえないと過去の数度のOHと比べて思います。
全ての摺動部が滑らかに動いているのが伝わってくるので”OH後なのでキツイ”という感覚が殆ど無いですね。 なので、これなら直ぐに乗って帰っても問題ないだろう、、ってのを感じました。 勿論、万が一の為に自宅まで後ろからSTROKER KIDさんにサポートカーとして着いて来て頂きましたが、あまりの調子の良さに途中でそのサポートカーを撒いて一人で先に帰ってきてしまって、自宅でまた合流というエピソードがあった程です(笑)
おっしゃる通り詳細は次号の記事で書かせていただきますが、マニュアル通りのOHのエンジンとは全く別物なので参考にはならないと思います。
しかしながらどんなOHのエンジンでも、今のエンジンの状態を五感を研ぎすませて感じて、例えば「ピストンリングが今ちょっとキツくなってるな、、」等のエンジンからのシグナルに合わせての慣らし走行とというのが最重要課題です。
慣らしをすぐにでも終わらせたい気持から、高速に乗ってとりあえず走行距離をバイク屋さんに言われた数値まで伸ばすなど自殺行為も同様で、そういう行為が”慣らしの失敗”というトラブルになるのではないかと思います。
まあいずれにしろマニュアルが書かれた50年前そのままの慣らしでなく、現代の技術で、それが短縮されるのは嬉しい事ですね。
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