クラッチのブル−プリントは80年代のXR-1000を使ったBOTTレ−スから発展したものです。SPORTYはウェット式でもオイル効果が弱くヒ−トするとクラッチ板の膨張で直ぐに切れが悪くなり使いにくかったのです。
それでバスケット内に可能な限りオイルを取り込み冷却と加速upを計った手法でH-Dワ−クスチ−ムも同じ事をしていました。
バスケットの外側プライマリ−チェ−ンの歯の間に多くの穴を開けて、次にクラッチハブのスプラインにも穴をぐるりと開けます。
最後にレリ−ズディスクの円盤に放射状に3箇所オイル取り込み用のスク−プをTIG溶接で付けます。大きさは100円ライタ−程度で三角に絞った形が有効です。しかも現代の化学合成オイルが使えるので更に良くなりますね。
回転方向に付けたスク−プがオイルをかき集めクラッチ内部に導きバスケット外側に開けた穴から出る仕組みですが根気の要る仕事なので大変でした。それでも20年経った今でもOBの客からは壊れた報告が上がって来ていないので強度は損なわれていないと思います。
これとほぼ同じ内容のキットがスコ−ピオンです。

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