白煙

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    • #563 返信
      Shrek

      車種は1200cc S&Sアーリー(オルタネータ仕様)、見た目はストックのFL、オイルタンクはシャベル純正、S&Sオイルポンプ、ヘッドは後期の純正、ピストンは0.05OS、JIMSピニオンシャフトをセンターオイラーで使用していますがシャフトのサイドオイラーの穴は塞いでません。走行距離7万キロで、これまでにクランクメインベアリング粉砕に見舞われエンジンOHを1度行っています。その際ブリーザーギアを0.03OS(この時は知識が無くサイドオイラーを塞ぎませんでした)。OH後2万キロ程走行。

      リアから白煙が出始めたのでブリーザーギアを確認すると深い傷があり、スリーブ加工しSTDサイズへ。組み上げ後、暖機運転すると再度白煙。(マフラーは2in1に変更した為、FRどちらかわからず)10キロ程走行してみるとフロント排気ポートとエキパイ隙間からオイルミストが吹き出しておりキャブ、バッテリーケースまでミストが飛び汚れている状態。リアの白煙によりブリーザーギアを修理すると今度はフロントから白煙。

      プラグの焼けは、フロントは白い碍子が確認出来る位で、リアはカーボンで黒い状態ですがオイルの付着はありませんでした。

      キャブとマフラーを外して吸排気ポートを確認するとFR共に吸気ポートに少量のオイル溜まりあり、フロント排気ポートはオイルでベチャベチャ、リア排気ポートはカーボンのみでオイル付着無し。ヘッドを外して燃焼室を見てみるとFR共に吸気バルブにオイルが付着、FR共に排気バルブにはオイルの付着はなし。ピストン上部はFR共にオイルで濡れている状態。シリンダー内壁はFR共にクロスハッチは無くなりピカピカで、立てスジ跡(立て傷ではない)がありますが、全体を指で触っても傷や段差などはありませんでした。

      バルブガイドシールに損傷なし、ヘッドガスケット抜けなし、オイル穴周辺も綺麗で滲みなし。

      ロッカーシャフトとブッシングのクリアランスはF_In 0.05-Ex0.04 mm R_In0.05-Ex0.05mm

      FヘッドバルブステムとガイドのクリアランスはIn0.02,Ex0.03mm

      RヘッドバルブステムとガイドのクリアランスはIn0.05,Ex0.05mm

      ピニオンシャフトとブッシングのクリアランスは0.1mm

      ヘッド周りのクリアランスは悪くは無く、ピニオンシャフトブッシングは交換が必要な状態でした。

       

      ピニオンシャフトのサイドオイラーはイモねじとステン用半田で塞いで、ブッシングは交換するつもりですが、白煙の原因はロッカーシャフトのブッシング摩耗による油圧低下により、ロッカーボックスのオーバーオイルからオイル下がりを起こしているものだと思っていたのですが測定の結果は問題なしで原因が分からず悩んでおります。

      現状の状態だとオイルポンプからヘッドとリフターへは正常に油圧が掛かっているが、ピニオン経路の油圧低下により数千キロでクランクのメインベアリングが摩耗するのだと思いますが、私の見立ては間違っておりピニオンのブッシング摩耗が全ての原因なのでしょうか?ご教授よろしくお願い致します。

       

    • #564 返信
      Shrek

      すみません、訂正です。

      クランクメインベアリング粉砕ではなく

      クランクピンの異常磨耗です。

      コンロッドローラーベアリングでクランクピンがえぐれました。

       

       

       

       

    • #565 返信
      stroker-kid

      微細な経過説明に圧倒されますが決め付けによる違和感も残ります。最初に浮かぶ疑問は7年乗って .050ピストンに至った事で普通ならば優に20年を要するOSですがその間どうしてたのか。

      クランク室のオーバーオイル残留が引き金になっているのは明白ですがその原因を追求せずに手を付けてる箇所は目の前に起きた事象(白煙、オイルミスト)の言わば末端の対処に終始していると想像します。指摘のサイドオイラー穴埋め処理は全く関係無い事柄で説明しないと納得されないでしょう。近年、同じQが私に届いてますが思うに何処か無益なネット情報として蔓延しているのでは。

      オイルに限らず液体は経路が遮断されない限り流れやすい方向が主になり無理に直角方向へ向きを変えません。私は現役のメカニック諸兄の中では最も数多くPAN,アーリーSのクランクを割って来た自負が有りますが只の一例もサイドオイラーに起因する油圧低下は確認していません。高回転時の効率からエンドオイラーにアップデートした進化は有るもののサイドオイラーを埋める必要は無いです。貴君の場合コンマ1ものブッシュのガタは異常でクランク芯出しを疑います。当然ながらケース側ピニオンB/gもやられてるでしょうからブリーザー経路に支障きたしている筈です。色々な箇所をいじり過ぎてますので其の結果として誤った判断が出てもおかしく無い状況ですが内燃機屋の意見は無用です。彼らは修理屋では無く機械屋ですから寸法交差しか見ていません。

      所見としてはクランク分解により正しい規定値に戻す必要が有ります。私は好きですね、こうした難問を解決する達成感が。

       

    • #566 返信
      stroker-kid

      失礼! 操作がまだ解って無く余計なボタンを押して読みづらい大文字になってしまいました。

    • #570 返信
      stroker-kid

      クランクピンの打痕摩耗はEVOに到るまで日本では珍しくないです。一番の理由はノッキングによるコンロッド打撃、希に人為的なオイル管理(メンテナンス)不良も過去に見られました。ベテランならばそこに至る迄に異音を感知するのですがノッキング走行の人は概して爆音系なので気付か無い人も居られる様です。見た目重視は痛い目にも会うと云う事でしょう。

    • #571 返信
      Shrek

      返信ありがとうございます。貴重なご意見感謝致します。

      0.50までの経過は納車から0.04でした。納車後の数万キロで腰上OHし、その際0.05となりました。その後また数万キロでクランクピンのトラブルが発生したのですが異音に気が付いた時には既に手遅れで、数百キロで酷い状態になりました。13/4ストレートパイプでしたので初期の異音にも気が付けず、ノッキングを繰り返す下手な運転だったのだと思います。下道は極力使わず夜中の首都高周回などで回して走っているつもりでしたがまだまだダメなようです。

      ピニオンシャフトのサイドオイラーの穴ですが、このサイトの過去ログで「ピニオンのオイル経路はビッグエンドを保持する重要な役目なので余分に開いてる経路は塞がなければならない。製品としてどの年式も使えると云うのは販売上の理由だけで実際に使用する段階では正しい処置が求められる。USAのエンジン屋が組む様にブル−プリントするならばサイドオイラ−をハンダで塞ぐのが必須。これをしないと後からカムカバ−内にオイルが逃げて戻り油圧低下を起こす。」

      とのことで、この時はマグを取り付けるQだったと思いますが安易に「そうか、社外のピニオンシャフトをエンドオイラーで使うときはサイドは埋めるのだな」ととってしまいました。ですので、サイドオイラーを埋めていないが為にビッグエンドの油圧が下がっておりクランクピンのトラブルになったのだとの思い込みをした次第です。他の方とのやり取りを自分の都合の良いように読んでしまうのはよくありませんね。

      クランクまで組みなおして正しい規定値にしたいと思います。ありがとうございました。

       

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