Vol 7 -1 Re born ’78 FXS プロジェクト

20年間眠らせてたローライダー復活に入ります。いつか自分用にアイデアを詰め込んだ理想形の
FXSを楽しみたいと思いながらも忙しさに埋没させていた車両がようやく陽の目に。
外装は他のレストアに使ってしまったのでUSAで一番人気の黒に赤ピンスト同年式をJMツトムより
手配して貰いました。その為日本では車検で引っ掛かるRフェンダーの赤サイドマーカーUSA仕様。
いわゆる商売用語フルレストアとか完全OHの絵空事とは違う次元から車体は勿論E/g , TMは温めてた
アイデアを自分の為だけに注ぎ込みます。
VIN 2F で始まる珍しい最後の1200 ですがそのままでは面白くも何とも無いので1340クランクを
軽量化してビッグボアと組み合わせます。日本の道路に適合させた本格スリーパーをご覧あれ。

核になるクランクは10年前に完成してましたが B M加工がその後進化してペリメーターに移行したので
以前の鉄リング方式を完全剥離してから再度施工し直し。
薄くしたフライホィールを更に外径6ミリ小さくして吹き上がりを向上させますがオイル抵抗対策として
フリスビー型に角を丸く仕上げました。純正のブロンズワッシャーでは保たないのとコンロッドの横方向
への動きを抑える為に超硬スペシャルワッシャーにて対処。’80sドラッグレース屋の汗と涙の結晶です。
ピストンに吹き上げるオイルを集中させる目的のフライホィール中抜きも施工。

キャリロ・コンロッドも軽量研磨でピストンピン側も抜かり無くテーパー型に処理。驚いたことに最近の純正TC用
スクリーミンE でも全く同じテーパー処理のロッドにしてたのをネットで見て自信を深めました。。
KB ピストンはWPC,ピンはDLC処理後にS & Sシリンダーにセットします。

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