VOL 10-2 王道へのターニングポイント

当初は基本に忠実な初心者でも乗り易いチョッパーとして構築した為に永く面倒みると云う気持ちでは無かったが再度現れたバイクの雰囲気にこれは
放って置けないな ! と思わずにはいられない感情が湧いて来るのを抑えられなくなりました。
’67 アーリーの骨格はそのままでしたがレプリカタイヤに始まり流行のアクセサリーで固めT/Mに至ってはジョッキーもどきの私が忌み嫌うギミック!
そこで このまま田舎のアンちゃんスタイルが好きならOBで手を貸す事は出来無いと言明。キョトンとしているオーナーに ネット情報に振り回されてる様だがOBではUSA伝統のホットロッドハーレーを軸にしているので日本風ハーレーは興味無い。
判りやすく説明するがこのバイクは自分が何速にギヤが入ってるのか分からないまま前後に手をカチャカチャ動かしてるだけのオモチャだろう。
本来のジョッキーシフトは’60sボッバー乗りが仰々しいタンクシフトを全て取り払いメカニカルトップにシフトを溶接して素早く四輪スポーツカーのフロアシフト宜しく加速を楽しんだものでレバーは常に動いて行くから楽しい。きっかけは戦争帰りの若者達が爆弾満載で重武装の爆撃機が離陸するのにブレーキペダルを踏みっぱなしのままスロットル全開で一気にブレーキ解除して飛び出す快感が引き金になってる。

真剣な表情で聞いてたオーナーは 是非とも本格的なアメリカンスタイルで自分のも造って下さい と大転換の苦労も覚悟でオファー。

途中経過は省略でクランクは既にバランスマスターをセット済みなのでカムギヤトレーンの軽量化から。
デスビは長年に渡り常用しているMotorway Engineering製アルミ自動進角フルトラに変換。
カムはまだ乗り手経験不足の点からアンドリュースJカムにB キャブの組み合わせ。
カムカバーはLate PANをシェイプしてワンオフ。

T/M Assyは総取っ替えでアーリーPANのメカTOPにOB常用のCALプロのリブドケース。V8用ブロワーからインスパイアのホットロッドアイテム。もとの’67ミッションはプライマリー側のベアリングサポートが

スペースの関係で問題抱えてた為Lateシャベル用の長いメーンシャフトに変更。
リムも新たに構築これから忙しくなります。

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