VOL-3

PAN ヘッド化に伴い車体周りも大幅に変更と云う難問が浮上。
HOT ROD路線がブレ無い様にV8領域からリンクさせて行きます。
前後ホィールはクラシックなスポーク迄パウダーコート黒とステンレスニップル。
ブレーキはHOT ROD by BOYDのハーレー部門を専門にしてたJesse Jamesから。
彼が独立してショップを立ち上げる直前のBOYDとの取引でした。

オイルタンクはKRデイトナレーサーで使われてたアルミタンクをこのフレームにフィットさせるモディファイを施してのワンオフ。

一方 E/gにもアップデートの手が入ります。新しいKBピストンの冷却を考慮してピストンクーラーJETを装着、これにより真夏での走行を可能にします。余談になりますが先日 DJコウ君の同仕様アーリーが立ち寄ってヘッド温度を測ったら外気温 35度の猛暑日ながら140度台で安定していました。

腰上は純正PANを使いたいので在庫からLateモデルのビッグフィンをチョイス。
シリンダーは’70sスタイルでアルミのメタルスプレー、日本では溶射と言います。
確実に放熱性がアップします。経年で滲んだオイル焼けでもブラスト打てば真っ白に戻りますのでOBでは常用しています。

肝心のヘッドはロッカーアームをWPC処理、オイル通路はストックのシリンダーから立ち上がる方式では熱の問題が大き過ぎるのでBCジェロラミー直伝のトップエンド・オイラー加工により外側から熱を避けて直接ロッカーアーム下部に入ります。このヘッドの場合、特別にツインプラグ方式に変更するのでオイル経路が読み取れずやむ無く修理復元不能ジャンクヘッドを真っ二つに切って実クリアランスを計測しました。まさしく汗と涙の結晶になりました。

 

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