VOL 10-4

クラシックチョッパーをリメイクでは無く現代のテクノロジーでHOT ROD化を図る計画の元オーナーの想いに添います。
彼がトライアンフが好きだった事からタンクデザインはボニー(Bonneville)に敬意を表し細くすぼめてカットオフの両サイドでワンオフ製作。戦前アールヌーヴオー風のウイング・ガスキャップでまとめました。軍用オリーブドラブは陽の当たり加減で赤味が微妙に変化する様リクエスト。

 

ハンドメイドのブラス製リブデザインは現代のタイヤが使える様に若干ワイドにして設計。
プライマリーベルトのオフセット・アライメント含めて先々進化する余地を与えておきました。
古典的なシッシーバーは’70sの生き残りを再利用、テールも昔のUSAオフロード好きには馴染みのK D ランプ。当時NASA開発の新素材Lexan で造られ熱・紫外線に強く今でも戦闘機の風防に使われてます。
大きさもルーカスより小さく割れないのでLEDを仕込んで現代的にアップデート。

オイルフィルターは絶対必要になるのでカートリッジ式でワンオフ製作。旧い車に新しい技術導入こそHOT RODの真髄ですがディスカバリーを見て驚いた事はアストンマーチンCEOがアメリカンHOT RODを取り入れV8のE/gベイにV12を乗せて開発ストーリーをCEO自ら公言してました。

伝統的な堅いイメージの英国車がHOT RODに目を向けるとは嬉しい限りです。
J Mの表紙もそうですがフロントフォーク周りはHOT RODの顔ですからアピール性が求められる重要なファクターと考えます。
このバイクはHELLAのトラクター用ライトがその役目を担います。

これで無事納車に至り本人もジョッキー乗りとして精進に励み楽しいバイクライフを送れる事で写真の如く喜び一杯でプロジェクトは一段落しました。
ところが !!

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