VOL 10-5

納車から1年も経たずに連絡が入りました。
何の不満も無く快調に楽しんでますが新たな方向が見えて来たので是非ともOBの力添えをお願いします との唐突な話で驚かされました。
聞けば以前にOBに出向いた時に試作プロジェクトでPANにデジタルIGとフルトラデスビの2本だてWイグニッションを展開するカムカバーを見てから忘れられ無くなりネットで探し続け似たようなスピュースに辿り着いたと。
彼がOBで見たのは70年代終わりにオハイオのホットロッダー ドン・ラムズィが造ったカムカバーで今は手に入らない逸品でポイントカバーにはH-D Alternativeのお宝でした。

しかしスピュースは独自性を出す為メールオーダーは受け付けないとHPで表してるので彼は夜中に直接TELで交渉したと言う。好奇心からの始まりだが見習うべきものが有ります。
兎に角カムカバーは入手したので其の先をお願いしますとのオファーに対し デスビ側はどうするのかね と聞くと やはりOBで見たマグネトーにタコドライブを付けたワークス仕様が希望で同じタイプを自分で探し出します !
何と熱き男か! これで再度の入庫が決まりました。

そのままポン付けするのは能が無いのでクランクケースに合わせてピタリはまる様にシェイプしてワンオフ感を出そうと提案。このタイプはDラムズィも含め何度も処理してるので更にブレーキペダルで隠れる所に Powered by OB をレーザー加工に。

こうして最終形はスパルタンとハイエンドの融合で唯一無二のホットロッドハーレー !
時系列は私自身も危ういがこれが3年前のOB佇まい。
しかし彼はこの後 後輩の BUELLで壮絶な事故に見舞われカカトを複雑骨折 !
つらいリハが続いたがこのバイクとデュースが心の支えで耐え何時の日か再びと夢みるも現実は家族の猛反対との葛藤・・・
筆舌に尽くし難き苦しさと体調のバランスから手放す決意に至りました。後程 J Mから販売アナウンスが出されます。

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